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今更前半戦総括

書くのサボってる間に8月になってましたよ!
ファイターズはオールスターを挟んで9連勝で、まだ8月なのにもうCSマジックが点灯。
ただお得意様のロッテとの対戦がもう殆ど無いので、ここからが勝負処かなぁ。

なんでこんなに強いのか、ハムファンの俺も分かりません。
今3割を超えている野手は、稲葉を除けばみんな例年2割5分~7分そこそこの選手のはず。
確変がたまたま同時多発的に起きてるのか、それとも本当に打撃開眼しちゃったのか。
特に金子誠が未だに高打率をキープしてるのには違和感ありまくりです。
自信の好調と一軍の打線の好調が重なっちゃった中田は本当に気の毒だけれども…w

数年前から身体能力だけは滅茶苦茶高い評価をされてきた糸井も、やっと出てきました。
日本人で3割30本30盗塁を狙える選手はそう多くないけど、この人は今後数年の間に達成しちゃいそう。
それくらい素晴らしい選手です。肩もアホみたいにいい。
ただちょっとオツムの方が弱いみたいだけど…でもそれも面白くてよいです。

うちは基本的には守備のチームなだけに、多少打つ方が調子落としても
最悪の事態には陥らないのが強みで、膝の悪い信二以外は
スタメンがそのまま守備固めみたいなものなのがスゴイ。

投げる方はもうダルビッシュ素晴らしいの一言に尽きる。
もう本当に打たれる気がしないもの。アテネの時は「日本のエース」とか呼ばれるのに違和感あったけど
今は名実ともにエースだもんなあ。1年目と比べるとスーパーサイヤ人3くらいにはなった。

先発は藤井も安定してるのがいい意味で想定外。
成績がいいと、頻繁に更新されるブログも幸せな気分で読めますね(はぁと)。

リリーフは勝ちゲームで投げる宮西、建山、林、菊地が大崩れしないのが大きい。
宮西は期待以上、建山と林は実績通りだけど、よく分からないのが菊地。
今年突然出てきて、いきなり中継ぎエース(と言ってもいいと思う)ですよ。
菊地のストレートを見ていると、現ヤクルト押本の好調時のストレートを思い出します。

で、防御率3点前後の菊地の何が凄いのかというと、ランナーを出さない安定感。
WHIP(1イニングに平均何人ランナーを出すかの指標)は0.95で、
流石にファルケンボーグとかシコースキーには及ばないものの、リーグではトップクラスの成績です。
(ちなみにダルのWHIPは0.83…化け物すぎる)

抑えの久はややヒヤヒヤさせるも普通に抑えるし、今のところ投打どちらも綻びが見えない。
下手したら06年よりも強いかもしれない。このまま優勝できたら最高のシーズンだなぁ。

オールスター

マツダオールスターゲーム2009のノミネート選手が発表されています。
早速独断と偏見で選手を選んでみました。セは全然知らないからパだけ。
おいらは日ハムファンなのでそこんとこよろしく(はーと)。

先発:田中将大(東北楽天)
中継:攝津正(福岡ソフトバンク)
抑え:武田久(北海道日本ハム)

先発はまさおとダルで迷ったけど、7連勝とWHIPでまさおに。中継ぎは本当は大沼見たいんだけど、成績だけ見たらやっぱりルーキー攝津に投票したくなります。抑えはほとんど迷わずに久に。この時期でまだ防御率0.00は凄いよ。

捕手:日高剛(オリックス)

どーーーせ里崎なんだろうけど、俺は誰が何と言おうと日高さんが好きです。
でもなんで里崎ってあんなに票が集まるんだろう。城島がメジャー行った年にWBCに出たから?
俺はロッテファンは好きだけどロッテの選手はあまり好きではないので、パの代表的な捕手が里崎だと思われている現状が少し悔しい。

一塁手:高橋信二(北海道日本ハム)

ごめんなさいハム贔屓です。知名度的に考えて、ここは小久保と福浦の一騎打ちだと思います。
ただ小久保は脱税やら無償トレードやらでイメージが良くないのと、福浦はそろそろ他の選手に譲ってあげてもいいんじゃないかなーという勝手なこじつけで信二に入れます。本職は捕手なんだけどねー。

二塁手:井口資仁(千葉ロッテ)

パのセカンドはいい選手が多すぎて本当に選べない。誰が出てもいいけど、やっぱりメジャー帰りっていう話題性考えたら井口かなーと。次点は高須で。

三塁手:中村剛也(埼玉西武)

この人しかいないでしょ。全打席ホームラン狙ってほしい。

遊撃手:金子誠(北海道日本ハム)

首位打者は譲ったけど、今年は出るべき成績だと思います。女性票が中島、西岡、川崎で割れているところをコアな野球ファンの投票が集中して一位になっちゃうみたいな妄想。監督推薦で普通に出られそうだけどさ。

外野手:稲葉篤紀(北海道日本ハム)、草野大輔(東北楽天)、大村直之(オリックス)

なんで草野が外野手でノミネートされてるのか分からないんだけど、レフト草野、センター大村、ライト稲葉で。
ローズが出られるなら入れるんだけど、骨折しちゃったしなぁ。

指名打者:松中信彦(福岡ソフトバンク)

清水とか二岡とか、読売の一時代を築いた選手がパの指名打者部門でノミネートされてるのが面白い。
でもやっぱり松中さんで。邪魔崎さんでもいいけど、中年の星が出ないと盛り上がらないよ。

こんな感じで!4番は勿論おかわり君です。
2戦目は広島の新球場でやるみたいだし、楽しみだー。

えじりん

 昨日の日本ハム対ヤクルト戦で、日本ハムの江尻慎太郎投手が2007年9月以来の一軍登板を果たしました。結果は1回と1/3を無失点、1奪三振(球数7!)。
 今年でハムファンになって9年目になりますが、正直言って日本一になった時より嬉しかった。抑えたから嬉しいんじゃなくて、無事に一軍に戻ってきたというのが滅茶苦茶嬉しい。
 ハムファンの方ならこの感覚分かると思います。

 江尻投手ご本人のことは知りませんけど、経歴だけ見ると物凄い苦労人です。
 二浪して大学進学、自由枠で2002年に日ハムに入団、2007年にようやく年間通して活躍するものの、肘の故障でシーズン後に大手術、丸一年をリハビリに費やすことに。
 ハムに自由枠で来てくれる時点でもう俺の好感度はMAXでずっと応援していたので、手術と聞いた時は本当に凹みましたよ。

 江尻投手が受けたトミー・ジョン手術はどういうわけか術後に球速が上がる投手が多いらしく、更に今年のシーズン開幕後に(!)サイドスローに転向したので、2007年以前の江尻投手しか知らない俺はたぶん「New江尻」を見たらビビるか泣くかのどっちかだろうなぁと予想しています。
 ハムでは数少ない150km/hを投げる投手だし、それでサイドスローともなれば目指せ和製イム・チャンヨン!なのですが、今はとにかくじっくりと復帰を喜ぼうと思います。

 そして改めて、投手の肩は消耗品であると実感しました。
 この点はNPBはMLBを見習うべきです。

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